左ボタン 右ボタン HARDCORE, U KNOW THE SCORE? LET'S GO!!
JUGEMテーマ:音楽

HM nomin中

ずいぶんとまた、堂々と高らかに。

4/28のHARDCORE MESSENGERS準備で、脳内ハーコー状態が続いております。もうね、スモーク焚いてホイッスル吹いて踊り狂ってると思っていただいてもよろしいかと。

聴いているのは、私がDJを始めたばかりの、だいたい1991〜93年位のUK〜ヨーロッパ産の音源になるのだけど、今になってこうして若干客観的な視点も持って眺めてみると、この頃のテクノ、ハウスというのはたった数年のうちになんと多彩に変化と進化をしたものかと思う。特にブレイクビーツ・テクノ〜ハードコア・ハウス〜ジャングル、そしてドラムン・ベースへの発展のスピードと様変わりは凄まじい。これは音だけでなく、当時のダンス・シーン、レイヴ・シーンの変化をそのまま投影してもいるのだな。

よくジャンルの細分化のことを枝分かれと表現するけれど、ここまで新陳代謝が激しいと植物のそれというより、菌類に近いんじゃないかね。

名曲ばっかりなわけじゃない。サンプリングにサンプリングを重ねた末の荒れて痩せた音があったり、当時のキラー・チューンのおいしいとこばっかり満載したC級二番煎じがあったり。1992年に私らがやっていたWATERというパーティに来たハウス好きの友人が「こんなの音楽じゃない!」と言ったのも至極当然と納得できるような、気が違っているとしか思えない音の数々。いわゆる「いい音楽」じゃなくったってダンスのスイッチが入ればそれでよし、フツーあり得ないめくるめく展開三昧もありえてしまえば万事OK。こういう感覚は、現場体験がないとなかなか受け入れられないものだろうけれど。

進化が急激であればあるほど、廃っていくのも早いのはこれまた当然。過渡期ともいえる当時、じゃんじゃんトラックを作って100枚単位でプレスとリリースを繰り返していた連中にしても、その時必要や必然性があったからそうしていたわけで、なにも後世に残る名曲を産み落とそうとしていたとは考えづらい。

が、レコードは残る。そして、DJの手によって何度でもフレッシュに甦る可能性を持っている。そこが私には素晴らしく、たまらない。何度でも、生き生きと激しく、タフにしぶとく、プリミティヴに廻したい。

上の写真は、STRICTLY HARDCOREというレーベルの1991〜92年のコンピ。ジャケ裏にはこんなふうにある。

ILLEGAL RAVE

This Album contains the serious edge of rave music - from fast break beats to hypnotic trance there's no sellout "pop-rave" tunes or gimickry - just STRICTLY HADCORE in ya face.

If you are truly into the hardcore rave scene, this album should be a priority for your record collection.

そして、注意書き。

WARNING: STRITLY HARDCORE RECORDS ACCEPT NO RESPONSIBILITY FOR SPEAKER DAMAGE CAUSED BY THIS ALBUM

だそうである。あっはっは。

2011/04/28(thu) HARDCORE MESSENGERS @ 新宿BE-WAVE
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左ボタン 右ボタン i-potって……うぅむ。
広沢虎造

あれまぁ、iTunes Storeで浪曲がダウンロードできるようになったそうな。
ワタシは時々覗いている、こちら↓のブログで知りました。

浪曲の配信スタート! - Beatlesと浪花節

日本浪曲協会所蔵の音源を配信していくとのことで、まずはやはり二代広沢虎造から。なかでもいちばん有名な清水次郎長伝の「石松代参」「三十石道中」がアップされてますね。

なんでいきなり浪曲の話? と思われる向きもありましょうが、箱蛙は落語よりも浪曲が大好物なんです。数年前、旦那がカーラジオで聞きつけた虎造のCDを買ってきたのが始まりで、まずはやはり二代広沢虎造の倍音出まくりの声と節、そしてめくるめく曲師の三味線と相の手にノックアウト!

ちょうどダイソーで浪曲のCDがばんばん出ていた頃で、もう買いまくり。この時ほどダイソーに感謝したこともありませんなぁ。

はまるとのめり込む箱蛙一家(といっても二人だけ)、ダイソーにある戦後浪曲だけでは飽きたらず、一代一芸の浪花節を掘りまくるため、東京文京区の小石川図書館(アナログレコードの貸し出しもしてくれる&所蔵音源がハンパじゃない、都内有数の図書館なのですっ)に通い詰め、聴けるかぎりの浪曲音源を聴きまくりぃ〜。

図書館だから浪曲関係の蔵書も読みまくり…と言いたいところだけれど、落語と違ってあまり書籍が出版されていないのだ。なぜかというに、文化的地位が落語に比べるとものすごーーーーく低いから。落語や能、狂言、歌舞伎のように、キレイな箱に収まって保護・保存されるのにも向かない芸なんですな。なにせ発祥がもうストリート、道端ですからして。箱蛙的にはそういうところも魅力のひとつ。

確かに滅びゆく芸ではあるのかもしれないけれど、これが本当に面白いんです! 落語と違って話芸だけではなく(もちろんメインは語りですが)、三味線を操る曲師の存在が独特。しかもこれがまったく譜面のない世界で、その場その場での即興演奏。チューニングすら、その日ごとの浪曲師の声の調子に合わせるとか。。。あぁ、こうして書いて伝えるのももどかしいなぁ。

とりあえず、浪曲界の大スーパースター・二代広沢虎造の声を試聴してみてくださいよ、奥さん!

もちろん日本浪曲協会でも虎造のiTunes Storeでのダウンロード販売はアナウンスされております。

浪曲をお手持ちのi-potで聴ける!

ううぅ、i-potって……。

なんだか時代に取り残されている感満載の間違いっぷりに、泣けてきます。だがしかし、こんなに面白い日本オリジナルな芸能・音曲も他にはないので、少しでも興味を持たれた向きは、ぜひぜひ聴いてみていただきたいっ!

i-pot、もといiPodで聴く浪曲も悪くないっすよ。実はワタシのiPodにも好みの浪曲を何点か入れてありまして、旅先などで聴くとシビレルものがあります。

そうそう、二代虎造に関してはさすがに保存活動も盛んのよう。やはり最近、こんな保存会も発足していますな。

廣澤虎造節 保存会「馬鹿は死ななきゃ治らない」

お、ここのほうが試聴は充実してるかも。
虎造節のカラオケなんて出してるのか! クレジットはないけど、あがってる画像からして、三味線は沢村豊子師匠なのかしら? この豊子師匠の三味線が、これまたヤバイんです。サイケデリックです、本当に。

アナログ環境が充実してきている我が家では、この夏は浪曲のレコード(これまた数年前にはまったときにヤフオクでかなりの枚数を買ってるんだな)を聴きながら、冷酒でもきゅーっとやりたいと思っております。

どうしても虎造がいちばん有名だし、実際凄い至芸だったと思うし、とっつきやすくもあるのだけど、本当にひとり一芸、ワンアンドオンリーなアクの強い浪曲師たちがいっぱいいるんですよ。ダイソーでは手に入らない音源も、日本浪曲協会ならきっとあるはずだから、今後の配信に期待したいものだ。あるかな? あるよね?

江戸っ子だってねえ―浪曲師広沢虎造一代 (新潮文庫)
江戸っ子だってねえ―浪曲師広沢虎造一代 (新潮文庫)
吉川 潮

虎造本としては、これがオススメです。てか、これくらいしかない。

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左ボタン 右ボタン こちらこそ、感謝なのだ!
@setagaya-line

夜遊び明けで世田谷線を満喫する、うちの旦那。もちろん、VQ1005激写。

多分、うちの旦那は音楽と電車と遊び尽くしの実験精神で出来ている。一緒にいて、こんなに飽きない、そして呆れるほどどうしようもないヒトも他にいない。

そんな旦那ですが、あるところで大変感謝されているのを発見。

ヒゴヒロシに感謝!! - 日本のロック・フォーク 70年代レコード図鑑 - Yahoo!ブログ

3/3というバンドで本格的に音楽活動を始め、自身のバンド・ミラーズをやっていた頃からもう25年余り。ミラーズにしても、その後のチャンス・オペレーションにしても決して派手ではなくて、どちらかというとミュージシャンズ・ミュージシャン的評価を受けているタイプ。

そんな音楽活動をありきたりな説明ではなく、「感謝!!」という言葉で表現してくれていることに、こちらこそ感謝したい。

しかし、このブログの主にしても、チャンス・オペレーション後から現在に至る旦那の活動のことは知らないのかもしれない。つい先日知り合った20代の変人音楽好き男子にしても、ミラーズやフリクション、スターリンのヒゴヒロシが、ここ15年に渡ってDJやパーティ・オーガナイズをしているとか、渋さ知らズに参加してるとか、今やっているイハールコネクトのことは知らなかったものなぁ。当然、DJとしてのHI-GOは知っていても、ベーシストとしてのヒゴヒロシを知らない人も多い。

実際、あまりにも活動が多岐にわたっているので、ジャンル分けやカテゴライズはもちろん、分かりやすく総括して説明するのが困難だったりもする。これはもう、本人がひとつのことだけをやっているのでは物足りない性格なのでどーしようもないのだ。

今夜は地元国分寺のライヴハウス・モルガーナで毎月やっている「モルガナ実験室」でライヴ中。どんどん知り合っていく面白い音楽家たちを集めてのインプロ・セッション・シリーズで、いつの間にか1年半も続いている。続いているのはなによりモルガーナの店長さんのご厚意によるもの。おかげで実に有意義な音と人の繋がりが生まれ、広がり、膨らんで来ている。

そう、旦那にしても箱蛙にしても、こうして自由気ままに音楽活動を続けていられるのも、それを面白くしてくれるのも、受け止めてくれる人あってのこと。感謝するのは、こちらのほうですよ、本当に。

できることならば、このブログの主さんには、今のヒゴヒロシも見て欲しい、聴いて欲しいものだなぁ。繋がると、いいなぁ。

今のヒゴヒロシの活動をお知らせするサイト、それがメキヒゴンです。
http://meki-higon.com/

リアル・ステイト(REAL STATE)
リアル・ステイト(REAL STATE)
ミラーズ
上記ブログのコメント欄で話題になっているミラーズの未発表ライヴ音源CDがこれ。これの制作期間中は本当にミラーズ漬けでした。私も好きなアルバムです。あっ! 万が一、これを買おうと思った方は、アマゾンではなくてぜひメキヒゴンwebshopからどーぞ!

3/3
3/3
3/3
フリクションの前身として知られる3/3が唯一作ったアルバムに、未発表音源を加えて一昨年復刻されたもの。あ、ちなみにヒゴはオリジナル・メンバーではないのです。
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左ボタン 右ボタン 昔のあいどる。今のあいどる。
Lewis Furey

件のルイス・フューレイ来日公演を観に行ってまいりました。

確かにルイス・フューレイ。
彼以外には考えられない、この声。

高く張り上げるような声はもう出ないけれど、さわりの激しいその声の魅力はレコードで聴いていたときと変わらない。

そして闇を覗き込むような眼差し。
すごくじぃぃっと客席を凝視しながら、歌う。

グランド・ピアノが2台と、時々ピアニカ。女性ヴォーカル2人。
たったこれだけのシンプルな構成で、好きだというブラームスの曲や往年の自作曲を歌った、ルイス・フューレイ。たったこれだけ、とは感じさせないアレンジ構成はじっつに見事なものでありました。が。

観に行って、いやいや、こうして生で観ることが出来て本当によかったと思うのと同時に、なにやら物足りなさを感じてしまったのも、また事実。

もう何十年と表舞台に出て歌うことがなかったルイス・フューレイ。
「表に出て歌うのはキャロル(奥さんであるキャロル・ローレ)に任せた」ということだったのだけど、実際に彼の舞台を見て、なんとなくその理由が分かるような気がした。

自分自身を演出するよりも、自分以外の共通する何かを持つ人を演出するほうが、この人には向いているのかもしれない。今回の舞台でも、娘に歌わせている時のほうが逆に彼の持つ「毒」の部分が顕れているように感じた。

ハンドマイクでも数曲歌ったのだけれど、うーむ、なんというかなぁ、いわゆる舞台映えとか、華とか、そういうものがないんだなぁ。

もちろん、たとえばファースト・アルバムを出した頃の舞台などは、きっともっと毒々しく、猥雑で、悪魔的な雰囲気もあったんじゃないかとは思う。今更こんなことを言ってもしょうがないけれど、やはり現役の頃に観たかったなぁ。。。

物足りなく感じた要因のひとつは、やはり現役ではないという点かもしれない。表現に切羽詰まったものは何もないのだ。

娘をヴォーカルに据え、デュエット(というか、かけあいというか)もし、最後の方では息子も出てきてピアノを弾き、思っていたよりもずっとアットホームで和やかなステージは、ルイス・フューレイの音楽に対して抱いていた幻想とは別物。娘さんはさすがはルイス・フューレイとキャロル・ローレの血を引くだけあって、若さの甘さ(ひょっとして十代かしら?)と凄みを持ち合わせていて、今後が楽しみな感じではあった。

ひょっとしたら、この娘を演出することが今後のルイス・フューレイの活動になるのかもしれないな。うん。

美人の奥さんがいて、魅力的な娘と息子がいて、要するにルイスさんはとっくに「放浪者」でも「ろくでなし」でもないんだ。

箱蛙はやっぱりルイス・フューレイが大好きだけれども(多分、これからもDJの時にかけたりするだろうね)、もう「まい・あいどる」ではないなぁ。とかいって、限定復刻デビュー盤はしっかり買ってきたけどね(画像の真ん中のがそうです)。

で、今の箱蛙のあいどる、ボブ・ディラン。
4月28日に新譜が出るそうな。

Together Through Life - ボブ・ディランについて語るときに僕の語ること

現役ですね、このろくでなしは。
未だに1960年代のディランばかり聴いている箱蛙だけれども、やはり新譜となれば聴かねばなるまいてーーーー!

正直言って、とっても嬉しい。
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左ボタン 右ボタン ヤバイよ、真空管。
真空管たち

ヤバイ。これは……本当にヤバイよ、真空管!

昨日、我が家に真空管のプリメイン・アンプが登場。
んもう、今まで聴いていたのはなんだったのか?と思うくらいに、音が変わった! まず低音の押し出しの強さに驚き、ひとつひとつの音の際立ちに驚き、歌声の生っぽさに驚き……驚きまくりです。頭の横に「がびーーん!」と書いてあるみたいだ。

もう10年以上も使っている、うちのメイン・スピーカー「Reference 3A」。基本的に音が柔らかく、何を聴いても聴き疲れしないので大変気に入っていたわけですが、このスピーカー自体が本来「小出力の真空管アンプで駆動する事を前提に設計された」ものなのだとか。

それを知った旦那が地道にヤフオクなどを物色、この度目出度く真空管アンプをゲットし、Reference 3Aくんも本領発揮と相成ったわけ。

これまで聴いてきたレコード&CDの何を聴いても、目から耳から鱗がぽろぽろ落ちまくり。家でもDJの現場でも、何度となくかけている曲がまったく新しい(いや、本来の?)表情をもって迫ってくるぅぅぅ。

昨日は寝る直前にジャクリーヌ・デュ・プレのエルガーをアナログで聴いたのだけど、こ…これがまたっ……! デュ・プレの演奏の天才っぷりはもちろん、オーケストラの音像の凄いことったら。

エルガー&ディーリアス:チェロ協奏曲
エルガー&ディーリアス:チェロ協奏曲
デュ・プレ(ジャクリーヌ)

箱蛙が持っているのは、この録音のアナログ盤。エルガーのチェロ協奏曲はデュ・プレの十八番なので他の録音もありますが、いくつか聴いた限りではこれがいちばん凄まじくて、おすすめです。

あぁ、もうしばらく何も用事がなければ、家に籠もって音楽三昧してしまいそう。聴きたい音がたっくさんある。

オーディオ・マニアの間では「真空管は麻薬だ」と言われているとか。
先日、メキヒゴンのパーティにも出てくれたYOSHITAKE EXPEくんも真空管という麻薬に取り憑かれて、自分のライヴ・システムも真空管にしてしまったんですな。この音を知ってしまったら、もう後には戻れない。うん、その気持ち、よーくわかる。

あぁ、怖ろしや、真空管。
これでディランを聴いた日にゃ、箱蛙は悶絶しそうです……(じっくり聴きたいので、まだディランはお預けにしているほど、ヤバイんです)。

*画像は我が家にいる真空管アンプのケータイ激写。奥のラックにいるのが昨日降臨したプリメイン・アンプ様です。真空管アンプは見た目も美しいので、ライトアップしてVQ激写もしたいところだ。
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左ボタン 右ボタン ルイスと流椅子
一度生のライヴを観たいと思うアーティストはもちろん何人もいるけれど、このヒトに限っては観られると考えたことがなかった。

箱蛙が20代の頃、熱を上げた「まい・あいどる」のひとり、ルイス・フューレイ。なんだってまた、今になって来日とは!

LEWIS FUREY、来日公演が決定! - CDJournal.com ニュース
音楽の話: Lewis Furey & Carole Laure

来日どころか、自身メインのライヴ活動すらやってなかったのだものな。日本ではむしろ奥さんのキャロルさんのほうが知られているんじゃないかね。

ワタシもルイス・フューレイ・ファンの端くれなので、20年ほど前にNYへ行った際、たまたまキャロルさんがコンサートをやっていたのでひとりで観に行きましたよ。彼女のレコードやライヴのプロデュースはルイス・フューレイがやっていたので、「ひょっとして観られるかしらん?」と期待したものの、プロデューサーとして名前はコールされたけれどもステージには登場せず。。。

それが、どういうわけか去年からライヴ活動始めたらしく、Youtubeにもこんな映像が!



わーぉ、なんて立派なつるっぱげになられて……。いやもうね、そんなこたぁどうでもいいんです。この声、この歌が生で体感できるなら。

フランス系カナダ人ということで、特にフランスそのものに思い入れが薄い箱蛙的には、フランス的な連想をしていくと、自動的にルイス・フューレイに行き着いてしまうのだ。

そんな発想で、ブログでの育てゲー・meromeroparkの現在のキャラに「流椅子」という名前を付けておるのです。このキノコのお化けのようなキャラの説明に「フランス」というキーワードがあったという、ただそれだけで。

フランスねぇ。。。フランスな名前ねぇ。。。ルイス。。。ルイーズ。。。んじゃ、流椅子!ってな具合。ルイス・フューレイの歌に「ルイーズ」というのがあるもんで。

この「流椅子」を育て始めたとき、自分じゃ欲しくもなかった派手なインテリア・アイテムばかりゲットしてしまい、やけくそになってド派手な部屋にして「秘密倶楽部・吉原」などと名前を付けて遊んでおります。ルイス・フューレイの淫靡で猥雑な歌世界にはほど遠いんだけどね。

こんな感じ↓
流椅子・吉原
いちばん左で飛び上がってるのが流椅子。この頃は色白だったけど、吉原でのタイコモチ生活がたたったのか、今では肝臓を悪くして顔色悪いです(左サイドバーにおりますよ)。

ルイス・フューレイ
ルイス・フューレイ
ルイス・フューレイ

1975年発表のファースト・アルバム。このアルバム欲しさに当時のマブダチと大喧嘩したこともあったなぁ。まぎれもなく、箱蛙的青春のヒトコマです。どういう青春だ、いったい。

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左ボタン 右ボタン アストラル・ウィークスという、1968。
「1968」という名前のパーティを始めてからというもの、1968年録音の音が気になる。

1968年に絞って音楽を聴いているわけではまったくないのだけど、今まで聴いてきたもの、今気になるもの、たまたま手に取ったものが1968年録音だったり、リリースだったりする場合が妙に多いのだ。

そらもう、サイケデリック・ロック花盛り!最高潮!実験魂てんこもり!な音楽が、山のように作られた時代だったわけで。そういう時代の空気感や共通の意識がジャンルを超えて感じられる音が多いわけなのだな。

が、今日たまたまに入手した、このアルバムはちょっと違う。
ヴァン・モリソンの『アストラル・ウィークス』。1968年録音。

なんていうかな、サウンドがいわゆる1968年っぽくないんだな。とても、澄んだ音をしている。先鋭的に先走ったところがなくて、落ち着いている。むしろサイケ時代を通り過ぎて、またルーツ帰り指向になった、アメリカン・サウンドに近い印象。洗練されているとも言えるし、老成しちゃった感もある(とかいって、この時ヴァン・モリソン自身はまだ23歳だったそうですが)。

箱蛙にとってヴァン・モリソンといえばゼムで、「グローリア」で「ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」。なんと言ってもヴァン・モリソンの歌声の濃厚さ、ある種鬼気迫る密度の高さにやられてしまう。ちょっと前にビートルズやキンクス、その他あまたの当時のポップ・バンドと一緒にゼムが出ている60年代エゲレス産の映像を見たのだけど、ゼムは明らかに浮いていた。まったく商業的な軽さがなくて、その他のバンドたちとは一線を画していて、“ポップス”という感覚とは無縁な佇まいだった。切実であり、痛烈。

人を惹きつける魅力にもいろいろあるけれど、ヴァン・モリソンのように若いときから“重さ”をその音に深く持つアーティストってのは、やはり稀少だなぁ。若気の至りとか、才気走ったとこがないんだな。

『アストラル・ウィークス』を聴いていて、なんだかすごく不思議な感覚になって解説(出ました、ピーター・バラカン)を見たらば、当時の感覚から言っても「変なレコード」だったという。「ロックとはかけ離れた」なんて表現もしている。

私のような後聴きで60年代の音楽を聴いている輩も、リアルタイムで体験してまた聴き返しているバラカン氏も、このアルバムを聴くと「不思議」という感覚を持つというのが、面白いなぁ。そんなところで、普遍という言葉にも行き着いてしまったりする。

そう。ヴァン・モリソンを語るとき、普遍的という表現を見かけることは多いね。それはこの人の声が湛えている“何か”に寄るところが大きいと思う。ディランのように常に変化を求める人もいれば、常に根源的な追求を続ける人もいる。しかしまた、そのどちらにも一貫した普遍性は存在する。

だから、ついつい私も、上手な表現はできないことがわかっていても、こんな文章を書かされてしまうのだった。つかみどころがないところ、説明しがたいものこそ、強い引力を持つのかもしれない。なんてね。

今、何度目かの聴き返しをしているところだけど、変で不思議なこのアルバムは聴き応え十分。ガツンとくるのではなく、沁みてくる。うーん、独特な名盤と言えましょう。

出逢えて、よかった一枚。

アストラル・ウィークス
アストラル・ウィークス
ヴァン・モリソン
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左ボタン 右ボタン LOVE LIFE LIVE -Visionary gathering
LOVE LIFE LIVE
LOVE LIFE LIVE -Visionary gathering for M.M.Delight』
2008 Hypnodisk(MMAID001 MMAID002 MMAID003) / Japan
2008年7月26日発売。
http://www.hypnodisk.net/

もうすぐリリースされるCD3枚組のコンピレーション・アルバム。
旦那のバンド、イハールコネクトも参加。箱蛙はライナーを書いております。

上記のリンクで詳細を見てもらえば分かるとおり、現在闘病中のパーティ・オーガナイザー/VJであるM.M.Delight氏を支援するプロジェクト。先日も氏のためにドネーション・パーティがありましたが、そこで顔を合わせたミュージシャンやDJたちが「俺たちに出来ることは、やっぱり音楽だしな」というわけで、M.M.Delight所縁の有象無象な音楽バカたちがここに集結したというシロモノ。

箱蛙も旦那も、M.M.Delight氏とは旧知の仲。
彼ほど人をその気にさせるオーガナイザーを、私は知らない。

大袈裟に言えば、日本のパーティ・シーンにはなくてはならない人。本当はもっとこういう人に居て欲しいけれど、実に希な人。時に、何をやらかすか分からない破天荒な人。別に聖人君主などではなく、弱さも女々しさも我が儘なところもあるけれど、それにも増してちょっとないパワー感を持っている人。強さ、というよりも、パワー感。一緒にいて、頼もしさを感じられる数少ない人。

おそらく、このアルバムに参加した連中も多かれ少なかれ、そんな気持ちを抱いていると思う。思惑よりも、気持ちが先走って出来上がった、それだけに純粋で、今までに類を見ないアルバムになっているはず。

7月26日の発売に先駆けて、7月16日にリリース・パーティが開かれる。
その現場に、できたてホヤホヤのこのアルバムが届くのだ。もちろん先行発売もあり。

2008/07/16(wed) Visionary Gathering 2008@西麻布Colors Studio

アルバムもパーティも、どんなVisonary gatheringになるかワクワクしている箱蛙なのでありました。
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左ボタン 右ボタン 叫んでいいっすか?
おーえーーーーーっ!!!!!

や、ややややや、やっべぇ。
めっちゃくちゃ、かっこえぇ。



ザ・ルースターズ。
それは箱蛙にとって、最大級に特別なバンド。
このバンドに出逢えたから今の自分があると言っても過言ではない。マジで、マジで。

つい先日、私のYouTubeをチャンネル登録してくれた奇特な方がいて、その連絡メールが届き、その方のURLにアクセスしてみた。まぁ、ジャズ好き・音楽好きの方のようだったので、他にどんなのをチャンネル登録してるのかと覗いてみた。

そしたら、そこにどうみても大江慎也がいるじゃないか。
それも若いときの!

ドキドキしつつ、クリック。開いたのが、上に貼った「恋をしようよ」。
もう、釘付け。

ルースターズに出会ってから、もう四半世紀以上。
なのに変わらぬこの衝撃度の高さ。

あらためて見てみると、当時の地方TV番組に出演した際の映像がいくつもアップされていた。トーゼン、そのときやろうとしていたことをすべて放棄してルースターズ三昧。



この大江の桃色ジャケット。たまんねー。欲しいぃ。

私がルースターズを知ったのは「ニュールンベルグでささやいて」という12inchがリリースされた頃。だから残念ながらこれだけ初期のライヴは未体験。それでも、「ニュールンベルグ…」を買った翌日にはレコ屋であるだけのルースターズの音源を買い漁った。あきらかに、なにかのスイッチが入ったのだ。

たとえて言うならば、60年代にボブ・ディランを聴いてがびーん!となった若者が、ディランの歌そのままに「窓から家出した」のと同じ。別にルースターズは、家出しろとか勘当されてしまえと歌ってはいなかったけど、実際私はルースターズの音と存在に後押しされて勘当されて、自分で行動しはじめたのだ。

で、ルースターズは数年前にオリジナル・メンバーで再結成ライヴをやっていた。私は再結成っつーのにどうにも不感症なので観に行かなかったのだけど。



ひぃぃぃ……。

この曲リリース後にドラムの池畑準二が脱退、大江の病気療養などでライヴ活動停止。なので、私はこのメンバーでの「ニュールンベルグ…」も未体験だったのだ。

この映像を見て、やっぱ再結成観ておけばよかったとちょっぴり後悔。初期とはまた違った気持ち悪い慎ちゃんも、これはこれで、なかなかよいですな。律儀なコーラスがとっても花田裕之。そしてなんといっても、池畑+井上のリズム・セクションがサーイコー。

ここまで読んでくれたアナタ、珍しく(?)熱くなった箱蛙につきあってくれてありがとさまです。最後にもういっちょ、ダメ押しで貼ってしまおう。



おおおえええーーーーっ!!!!!
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左ボタン 右ボタン 篠ちゃん。
compostela

篠ちゃん。篠田昌已というミュージシャンがいました。もうとうに鬼籍の人。
ワタクシ、箱蛙にとっては生涯忘れがたい人のひとり。

彼の活動を映像で記録していた方がおり、巡回上映があるそうな。
篠田昌已 - 日本国内のジャズをもっと知りたい - Yahoo!ブログ

1980年代後半、私はJAGATARA(じゃがたら)のスタッフなんてしてたことがある。スタッフといったってたいしたことやっていたわけではなく、レコーディングの賑やかしだったり、合宿の賄いだったり、ライヴの楽屋番だったりと、まぁ回りで遊ばせてもらっていただけなのだけど。

もともと病弱で、病気のデパートのような人だった。でもその笑顔は明るくて、ステージでの鬼気迫るサックス・プレイとは裏腹に楽屋裏ではとっても癒し系。

先に逝ってしまった江戸アケミさんのお通夜帰りに、意を決したように、「僕はこれから、頑張ろうと思う。伝えたいことを、ちゃんと伝えていこうと思う」と語ってくれた。自分のカラダがこの世で長くは持たないことを知っていた篠ちゃんは、アケミさんの死に接して、伝えるべきコト、伝えるべき音をしっかり残していこうと決めたのだ。

それから精力的にレコーディング活動を始め、自分のユニット・コンポステラや、東京チンドンといった心のこもったアルバムを作り上げて、そして、逝ってしまった。

≪篠田昌已 act 1987≫(制作/ms.act.1987上映企画:園田佐登志)という映像が残っていたことを私は今まで知らなかったけれど、篠ちゃんが逝ってしまってからその活動を知った人も少なくないのだし、興味のある人はぜひ足を運んでみて欲しい。その音とともに、篠ちゃんの笑顔に触れてみてほしい。映像を通じてまた新しく伝わることが、きっとあると思うから。

私が持っているオリジナル・アルバムたちはすでに廃盤で、残念ながらリイシューされていないらしい。これはライヴ名演集。私も、買おうかな。
歩く人
歩く人
コンポステラ

最後におまけ。
compostela
VQ1005でジャケ写を撮ろうとしたら、散らかった部屋が撮れてしまった。

でもなんか、いい色合いなので載っけときます。


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